2006年12月26日

外壁下地の納まり

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■晴れた日の空とさざんかを写真に入れると一層爽やかに感じます。

外壁の仕上は窯業系サイディングの16mmとガルバリウム鋼板のツートンでシンプルに仕上る予定です。

外壁の通気工法といって、断熱材の能力を充分発揮させるためにアイシネンを吹き付けた構造用合板の外壁側に空気層を挟みます。

ちょっと脇へそれますが、この意味を軽視してしまう工務店さんをたまに見かけたりすると残念な思いをすることがあります。

仕上の切り替わる部分の水切り処理やゴムアスファルトの立上り寸法の確認、通気部材の納まりやすずめさんの巣作り対策までも、下地の段階で検討を加えてゆきます。

設計者には関係ないようにも思えますが、工事の工程や順序も考慮に入れた監理をすると、仕上がりも良好になります。

posted by まちかどけんちくか at 12:27| Comment(0) | Construction_today 現場監理のツボ

2006年12月15日

設計監理を依頼する

■設計監理をするということは、建築士の免許を持つ者が契約を前提に建築主の代理人となること

設計監理を依頼します・・・といってもそれが何をもって設計監理というのかを知らなければ依頼しようがないはずです。

建築の設計監理という仕事を20年以上(年齢は語りたくないので正確な年数はあえて書きません?)生業にしてきたからこそ分かってきたことですが、

設計図を作るということは、デザイン、技術、予算を含めて種々の条件に沿った建物を作ることになる、作ることが出来るということです。

あらためて書くほどではないくらい周知の事実のように響きますが、現実はそうなっていないようです。

例えば「住宅のごときにそれだけこだわりを持って計画ずくめで作らなくてはいけないのか」と不思議に思っておられる建築主さんはたくさんいらっしゃいます。

それは工事を完成させるという目的のもとに、契約の相手が建設会社でなく設計会社であるというだけであるということ、目的を達成する手段や方法の違いと考えてください。

今日は設計事務所の仕事のひとつをなるべくシンプルに書いてみましたが、他についても順次追記してゆきます。



posted by まちかどけんちくか at 10:20| Comment(0) | ActualResults 依頼できること

2006年12月13日

化粧天井板は高富の杉板

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■天井は勾配天井にして、化粧板をはめ込む仕上にすることが多いのですが、現場に入荷する前の段階で製材工場へ足を運び材料の確認をすることにしております。

杉の無垢板は産地や製材工場によって仕上にばらつきがあります。

粗悪な材料が入ってくることは少ないのですが、内装のデザインで組み合わせなければならない天井材や壁材、床材とのマッチングをあらかじめ考えておく意味もあります。

今回の現場は岐阜県の県内産で高富の山の材料です。

ご覧のようにアップにも耐える美しい杉板が張られる事になりました。
posted by まちかどけんちくか at 14:02| Comment(0) | Construction_today 現場監理のツボ