2008年02月07日

ささやかな努力が家を作る・排水のサヤ管

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■この画像はトイレの隅の部分、下に見えるパイプの開口部は外部へ流れる排水管が建物外周に巡らせた基礎の地中梁を貫いている。

その中に右に立てかけてあるジャバラの付いたパイプを嵌め込み、それをトイレ内の排水に接続するという仕掛けになっている。

こうすれば基礎の地中梁に地震力が掛かってもパイプの外周には隙間があり、引きちぎれるのを防止してくれる。

万が一配管内にモノが詰まったときも取替えが効きます。

ちょっとした工夫ですが、こうしたライフラインを守り、家を長持ちさせる工夫は目立たない隠れた部分でやってない家が大半です。
従来の私の図面では同様のことを基礎の立上りの部分(内部では床下の人がもぐれる部分)、万が一修理の必要が出てきても見える部分に同様な配管方法をしてきました。

今回の現場ではこの製品の使用を水道屋さんの提案で使った排水のサヤ管工法です。

ちょっとした現場での会話から転げ落ちてきた嬉しい提案で水道屋さんい感謝です。

建物を思いやってやるのが監理という仕事です。


posted by まちかどけんちくか at 11:09| Comment(0) | Construction_today 現場監理のツボ