2006年11月25日

構造金物の再確認をしよう

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■外壁の構造用合板が終わってホールダウンなどの設計の計算で設定されていた耐震用金物が取り付け終わるとつい見逃しがちなのが、柱と梁の接合金物や水平構面を構成する金物です。

建築士以外の方には理解しずらいのですが、耐震の計算で必要となった金物を取り付けただけでは100パーセントその意味をなさいということです。

柱と梁の接合部を一箇所ずつ見つめなおしてみて、縦方向、横方向、鉛直方向の力が加わったときにどのように動きそうかを現場で考え直してみることです。

設計時点では気がつかなかったことがいくつか見つかってきますので、その箇所には適切な金物を後付でもかまいませんので取り付けましょう。

タナカやカナイなど、メーカーには便利な金物がたくさん用意されています、安価なもので十分です。
特別なパテント品は必要ありません。

水平構面とは耐震壁に連なる屋根面や床面のことです。
壁との接合部にも忘れずに掛かってくる力を予想して補強しておきましょう。

残念ながら、このようなシビヤな補強の仕方は監理者不在の現場では100点満点でないでしょうね。
posted by まちかどけんちくか at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | Construction_today 現場監理のツボ
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