2011年11月18日

居間の吹き抜けボリュームは生活のボリュームを豊かに

居間は住宅の中央部、東がダイニング、西が和室、北が洗面やバスといった位置関係です。

居間は、廊下と階段室、ダイニングとは天井までの可動間仕切りでワンルーム化できるようになっており、画像は南から北の廊下と階段の方向を見上げています。

2階の廊下は東西に分かれた個室を繋ぐ橋のように架かっており、その上部に吹き抜け空間で不足する水平構面を補うために設けたロフト、杉張りの勾配天井の北向き勾配には自動開閉のトップライトが見えています。

ビューは気持ちの良い空間ですが、興味がある方から訊ねられることが部屋の上下の温度差が出来てしまわないかという心配です。

夏冬の暑い寒いという感覚には個人差があり、誰もが温度差を感じない空間を作ることは無理ですが、気密度と断熱性能を高めてやりエアコンの気流を調整するサーキュレーターを設置することによって、かなり緩和できることを何度も経験しています。

最近のエアコンは思った以上に高性能なのもこの現場で知りました。

気流の調整、省エネ、掃除メンテナンス、騒音抑制など今更ながらビックリさせられます。

「吹き抜け」という言葉自体が豊かさの象徴であるかのような一人歩きをしている観もありますが、そう括るのではなく、登呂遺跡の日本の原住まいがワンルームであったように家族がひとつの空間に繋がる居間の吹き抜け志向は現代人の心の中にも残っているように思えます。

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posted by まちかどけんちくか at 09:23| Comment(0) | KO_house 現場監理記録
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