2006年10月23日

会社(法人)という形態と設計について

■地元岐阜では法人登記をして建築設計事務所を営む形態は少数派です。
これは営業基盤が不安定であること、どこかへ組しないことが個性という魅力を引き出すからだと解釈していました。

当社もその例に漏れず小規模な地方事務所であることは事実ですが、ある方のアドバイスで、「仕事に対する責任のあり方や報酬に対する考え方をその意味合いにおいて個人経営の事務所と法人のそれとは大きく印象が違います、それは個性を伸ばすことにもなります」と決して営業収益の拡大のためだけにある法令ではなく、可能性を模索しつつ進めるとお教えいただき、法人化へ踏み切りました。

法人化しようとした1992年の当時にはなおさら周囲に会社形態になっている設計事務所が少なかったにもかかわらず、障害も少なく実行できました。

独立して22年、法人化して早いもので15期目を迎えようとしています。
いまだにその可能性の模索を続けておりますが、現状に甘んじて古い時代のあり方に踏みとどまることなく、常に時代の変化を見つめながら新しい建築設計のあり方や経営形態を考え続けなければ明日はないと毎日を大切に生きています。

これがイコール会社としての方針の幹を作っています。



posted by まちかどけんちくか at 18:37| Company 会社という形態