2011年06月14日

玄関まわり

2008年6月20日

玄関には入ってホールに上がった位置から廊下が北へ伸びています。

左脇下に見えているのは玄関正面にある地窓、右手には階段が見えています。

階段には木格子が取り付き、下駄箱上部も置物やのれんなどで微妙に外来者の視線を遮る工夫をしていくことになっています。

誰もが出来そうなプラン上の工夫ですが、平面図だけの段階から高さや奥行き、人の動きをを想定していくことは難しいものです。

普段の生活での使い勝手を常に考えていることが大切です。
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2011年06月11日

天井の素材

2008年6月21日

部屋の内装で一般的に天井が一番存在感が薄いように思います。

床は「フローリング」という言葉が市民権を得ているようにスター気取り、壁はインテリアコーディーターの壁紙選びの発表の場、天井は両者の引き立て役、といったところでしょうか。

私の設計の場合、断熱層を屋根とする場合が多く天井を張っても天井裏はグラスウールでいっぱい、とはならず、無くても部屋の上部空間は何らかの用途に生かせる状態です。

すなわち主役に抜擢しています。

この現場では小屋組みの複雑さを露出することはやめて天井に建具に使用するメンテナンス製の良く以前から色が気に入っていた化粧板を目を透かして張ってみました。

オーソドックスですがクロスを貼ったときのように時間経過と共に緩みが出たりすることも無くなります。

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2011年06月10日

廊下の役目

2008年6月20日

役所の完了検査の前に下検査をしていた日です。

廊下は和室と並ぶ玄関から北の寝室まで直線で結んでいます、Tの字の上の横棒を思い描いてください。

画像の手前が寝室、奥に見えているのが玄関と下駄箱です、車椅子も楽に通過できる巾の廊下途中の右側には洗面所、浴室、トイレと並んでいます。

生活動線がコンパクトに収まっています。

恣意的なデザインに偏ったプランは、提案としては面白いのですが変化ある長い人生にはクエッションマークです。


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posted by まちかどけんちくか at 06:43| Comment(0) | TI_house 現場監理記録