2011年08月31日

洗面所前のトップライト

ダイニングキッチンの厨房部分から(画像右手)奥行き方向に洗面所や勝手口への引き戸があり、その上部、ポッカリ明るい天井部分に電動開閉式で雨を感知して自動で閉じるトップライトが設置されています。
住宅の一番明るさが欲しいのにプランの制約上暗くなりがちな洗面所前の廊下やキッチンを昼間の安定した北からの採光を入れてやれる条件がリフォームという制約の多い中に偶然見つかったという感覚でした。
開閉式にすることによって北からの通風を居間に取り込み、廊下から玄関への風の流れを作りたいということもありました。
室内の環境をエアコンや換気扇のみに頼るということになりがちな現代の住宅には壁に限らず屋根にも「穴」をあけること場所をいつも探しています。

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posted by まちかどけんちくか at 06:44| Comment(0) | U_house 現場監理記録

2011年08月27日

ダイニングキッチンの広さ

東海地方の木造伝統工法には住宅の代表的なプランには「田の字プラン」があります。
2間や2間半の升目にはまる規則性は軸組みを構成する合理性に根ざしていることは古くより知られており、歴史が作った知恵です。

このU_houseの田の字プランは大黒柱から西側だけになっており、東の下屋となっている部分は改修前の状態ですでに2階の小屋組みのように丸太で構成されていて、工夫次第で広い空間が確保できますよ・・・・と語っているようなものでした。

画像はその小屋組みを支える柱の位置をアチコチ配置換えして耐力壁を確保しつつ出来上がった居間とダイニングキッチンを東からと西からと撮ったものです。
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posted by まちかどけんちくか at 20:22| Comment(0) | U_house 現場監理記録

2011年08月24日

階段ホールから

2011年4月1日

階段ホールに入って玄関を振り返ると画像のような絵になります。
左側の壁の向こうが居間で、正面に見える扉はダイニングに繋がる接客用のものになります。
個室用途に使う部屋以外は人の動線が繋がる回遊プランにするという最近一般的なってきた考え方です。
画像の真ん中に門型で組まれたケヤキの柱梁が既存の玄関の入り口にあった材料を工場に搬出してプレーナー仕上げの上、大工さんに苦労をお願いして改めて組みなおしました。
新しい玄関の中央でもう一度主役でがんばってください、ということです。
新しいケヤキよりも時間経過を経たケヤキのほうが油ののりが自然で艶々し過ぎていなくて美しい色を出しています。

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posted by まちかどけんちくか at 21:41| Comment(0) | U_house 現場監理記録