2011年12月02日

太陽光パネルの設置

2011年11月29日

我が家の太陽光パネルの設置の日です。

作業員さんが取付工事を行っている青い折半屋根の下で娘と二人で寝起きしています。

設計の仕事はお隣の瓦屋根越しに向こうのほうに見える黄色い建物でしています。

どちらも父親が元気な頃に親子それぞれの知恵とささやかな財力を動員して、22歳のときから35年かけて作ってきました。

屋根の折半は古いカラー鉄板ですから塗装屋さんにウレタン塗装をかけてもらいました。

京セラさんの保証の基準を満たすためには最低でもガルバリウム鋼板であることが必要とのことで、より塗装強度の高いウレタンを塗ることになりました。

折半屋根に直接ご覧のような金物をビス留めしていきます、その上に太陽光パネルを取り付けることになります。

太陽に向かう角度は20度から30度くらいまで上げたいところですが、京セラさんの保証をクリヤするためには角度のついた架台を折半の上に設置するために折半の室内側に補強のバー材の支持部材を入れる必要があるそうです。

施工が不可能なここと、発電能力が18パーセントほど落ちても、現状で断熱の悪い屋根と平行に取り付くことによってその役目も担ってくれることを期待しています。

支持金物の固定には折半に直接ビス穴を開けますが、支持金物と折半の接触部のブチルゴムとキャップで漏水から守られてています。

作業員のみなさん、ご苦労様です。古い建物への設置はいろいろと苦労が多いものです。


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2011年11月27日

こんにゃくと耐震不安

ある雑誌を読んでいて拾った情報の引用から入ります。

2010年10月に実施した中古住宅に対する不安に関する調査、品質や構造に不安を持っている人が1000人中638人、63.8パーセントになります。

不安の具体的内容の順序は、自分で品質や構造を確認できない、劣化や構造そのものの情報が無い、中古住宅として買ったとしても保証がない・・・・・だそうです。

アンケートに答えた約8割の人がこの不安が解消されれば中古住宅が買いやすくなるとしているようです。

「耐震不安」ともいえる障害が私たちの前に立ちはだかっている現実を認識する必要がありそうです。

私も地元の揖斐川町、池田町、大野町の木造住宅の耐震診断に出かけることがありますが、受けられる方のほとんどは「不安だからとりあえず現状を知って、もしもの場合の行動に備えたい、家族と相談して出来ることなら耐震補強まで実行したい」と言われるのが大半です。

首筋に張りついた得体の知れないものがこんにゃくだと知れば不安は薄れるものです。

建築設計を生業としている私の事務所や住宅も築20年から30年以上の中古です。

ここ数年掛かって自分なりの耐震診断を行って補強を少しづつ進めていって、何のことはない「こんにゃく」だった・・・・と思えるようにしたいと考えています。

posted by まちかどけんちくか at 08:40| Comment(0) | 耐震診断と耐震補強

2011年11月26日

会社ロゴカラーのご照会

すぎはら設計のロゴカラーはスカイブルーです。(こちらからご覧になれます
一度覗いてみてください。

突然の方向転換ですが、ここのところの経済新聞によると欧州の債務危機はリーマンショック以上の世界金融危機に発展すると騒いでいます。

思い出せばリーマンショック後に我が会社にも襲った可愛いショック、設計物件の相次ぐ着工延期事件(!)がありました。

日本の大田舎の揖斐川町にも一人前にニューヨークを震源とする経済ショックが波及するグローバル時代になっているのをこの地の行政担当者のどれだけの人が意識していてくれるのだろうか?

欧州の債務危機がいよいよ日本の債務危機に波及してしまえば・・・世界の実体経済まで揺るがして我が会社までおよぶことを懸念しています。

と、ここで、極楽トンボのような話に切り替わるという流れが今日書きたかったことです。・・・・・

会社ロゴカラーのスカイブルーを見ていただくと以下のことがお分かりになると思います。

この色は「爽快感」「開放感」を感じさせます、海の無い岐阜の大田舎に生まれた私は海の色とその広がりに感動します。
晴れた空の青さが大好きです、竣工写真は晴天の日の画像が好きです。

ドラマチックに写る夜のライトアップ画像を上げてらっしゃる方もみえますが、私はバックがスカイブルーの竣工写真が大好きです。
曇りもごまかしも無くってスッキリ正直でざまーみろです。

お正月の年賀状にもスカイブルーの空がバックの画像を掲載することが多いのも幾十年も続けていることです。

そしてご存知ですか?スカイブルーは心理学的には「緊張感」を感じさせることを。

会社の設計室の天井はブルーとグレーの濁色で、落ち着いて仕事が出来る場所、2階と3階が吹き抜けていますが、天井が高いわりに落ち着いて仕事が出来るのです。

そしてロゴは「すぎはら設計」の頭文字「S」がモチーフになっています。

建築主さんの思いと設計者の思いが形になっていく、グラディエーション模様で進行形の動きある形になっています。

・・・・・・・・・

朝、経済新聞に目を通して極楽トンボの「スカイブルー」の爽やかさを思いついたお話は、結構ブラックジョークになってしまわないでしょうか。

でも会社ロゴのモチーフは本当です。


posted by まちかどけんちくか at 09:22| Comment(0) | Blog趣味